医療事務になるためには、特別な学歴や資格は必要ありません。そのため、最終学歴が中卒(高校中退)であっても就職することは可能です。この記事では中卒(高校中退)の人でも医療事務をめざせる理由や、就職・転職を成功させる方法を紹介します。ぜひ実践してみてください。
中卒(高校中退)でも医療事務に就職することは可能です!
医療事務は、学歴が選考基準になりません。学歴よりも実務経験やスキル、意欲が重視されるからです。そのためハローワークや求人サイトでは、『学歴不問』または『未経験者歓迎』の求人も多くみられます。ですから最終学歴が中卒(高校中退)の人でも応募することができます。また、医療事務の資格は必須ではありませんが、関連する資格の取得などを通じて、自身のアピールポイントを高めることが出来ます。また未経験者でも医療事務の職に挑戦することは可能なのは、医療事務の基本的な業務やルールについては、就職後研修やOJT(On-the-Job Training)で学ぶことができます。
中卒(高校中退)が就職成功に必要な戦術
中卒(高校中退)であっても医療事務にスムーズに就職するために、2つの戦術があります。
1. 基礎的なパソコンスキルの習得
採用される可能性を広げるために、基礎的なパソコンスキルを習得しておきます。医療事務も含め今や現場仕事以外の職場では、エクセル(表計算ソフト)・ワード(文章作成ソフト)などのパソコンの基本操作が求められる場合が多いです。医療事務未経験の人ならなおさら、基本的なパソコンスキルを習得しておいたほうが良いでしょう。
医療事務では、レポート作成や議事録、統計資料などを作成する場合があるので、次のようなパソコンスキルを身につけることをおすすめします。
・スムーズにパソコンを操作して情報を閲覧できる
・業務に支障のない程度のタイピングができる
・ワード(文章作成ソフト)で文章を作成できる
・エクセル(表計算ソフト)で統計データを作成できる
2. 医療事務就職を有利にするために資格取得
資格や経験不問の求人であっても、医療事務に関連する資格を持っていれば、就職・転職を有利に進められます。「未経験でスキルもない状態ではちょっと不安」という人は、医療事務関係の資格取得をめざしても良いでしょう。未経験資格なしでも、働きながら仕事を覚えられる医療事務ですが、就職・転職活動を有利にするだけではなく、入職後もスムーズに仕事を覚えたい人は、資格取得から検討しても良いでしょう。
医療事務の資格は、「国家資格」ではなく民間団体や主催する学校などの認定資格で、「民間資格」と呼ばれる資格になります。独学や通信教育で資格取得が可能です。資格の種類も数多くあり、現在日本にある医療事務の資格は、約35種類存在します。
特別資格がなくても医療事務として働くことができますが、中卒(高校中退)の人にとって資格は強い武器になります。医療事務として働きたい強い気持ちがあるのであれば資格を持っていることで、例え最終学歴が中卒(高校中退)であっても医療事務に関するスキルを持つ証明となります。「未経験で中卒または高卒・資格なし」の人よりも同じ学歴で「資格あり」の人の方が優遇される可能性も高くなります。
資格を取得しているということは、例え未経験であっても「全くの0(ゼロ)」の状態ではなく、医療事務の専門的な知識(スキル)を学んでいるという証明として今後どこでもこの資格が通用します。間違いなく就職先の選択肢も広がります。また資格を持っていることで、仕事に対するやる気や熱意を認めてもらうことにも繋がり、可能性も広がります。
中卒(高校中退)が正社員就職を成功させる戦略
上記で説明しました、①基礎的なパソコンスキルを習得、②医療事務に関連する資格を取得したら、この低学歴をカバーする2つの証明を持って、ハローワークや求人サイトではなく、『転職エージェント』を利用します。
転職エージェントとは、求職者(あなた)と人材を採用したい企業のマッチングを支援するサービス(無料)です。転職サイトと違って、非公開の求人情報があり、日程調整、条件交渉、キャリアカウンセリングなども行ってくれます。そしてあなたが内定をもらうまで一緒に伴走してくれる心強い会社です。
まとめ
中卒(高校中退)の人が医療事務の職に就くための具体的な方法をお伝えしました。最終学歴:中卒(高校中退)から医療事務の道への挑戦は決して容易ではありません。しかしこの記事に書きました戦術・戦略で行動すれば、必ずあなたの希望する目標は達成されます。ぜひお試しください。