学歴社会である日本では今、“大学全入時代”になろうとしています。そんな中、中卒、高校中退の低学歴のまま社会に出ると、あなたの前には大きな現実の壁が立ちはだかり、それは並大抵のものではなく、そして人生を狂わせます。あなたの前に立ちはだかる大きな現実の壁をいくつか紹介します。ぜひ今後の参考にしてみてください。
就活、職種の壁
日本では中学卒業までが義務教育です。ですから、中卒（高校中退）という学歴は一番下のランクになります。学歴なんて関係ないとウソぶく人もいますが、実際はまだまだ中卒（高校中退）者には厳しい世の中です。
就活
中学卒業直後だと年齢は15歳です。学歴不問を掲げている求人であっても、その年齢だと正社員として採用することが難しいということで見送りになってしまうケースが多いです。アルバイトは見つけやすいですが、正社員雇用に関しては、高卒可はあっても中卒可というかたちで募集をかけているところは、求人サイトを見てもありません。ですから中卒で働ける職場は少なく、また希望の働き方を目指すことが難しくなります。
職種
高校や大学に行く理由のひとつに、就職できる職種の幅を広げられることがあります。実際中卒では、男性は肉体労働系、女性はサービス系の職種がほとんどです。また高卒はまだ割合が多いため、就職においてもある程度サポートが行われますが、中卒は人口が多くないため見過ごされがちです。
金銭にまつわる生活環境の壁
給与
中卒が就職する業種は、比較的単純作業を求められることが多く、具体的な実績・成果を上げにくいのが現実です。たとえ、どんなに早く働き始めたとしても、後から入ってきた自分より学歴が上の人たちに立場的にも給与的にもどんどん追い抜かれます。
審査
クレジットカードを作ったり、家を建てるためローンを組む際に、企業は対象者に審査を行います。その人の収入状況や雇用状況などを確認するのですが、中卒だとそれらを満たせない状況になりがちなため、審査には非常に通りにくくなる場合があります。
社会からの偏見
社会にはなかなか変わらない価値観が存在します。学歴主義の風潮のある日本では、低学歴の人たちに向けられる視線も厳しいものがあります。「中卒だから努力しないんだろう！」「高校ぐらい出ておけよ！」と。しかし周囲からのそういう視線を覆すことはどうしても難しいです。社会からの偏見そのものをなくすことは現実的に不可能です。差別的な偏見など、一人で立ち向かってどうこうできる話ではありません。しかし、自身が変わっていくことで偏見の目をなくしていくことは可能です。
まとめ：中卒・高校中退の低学歴の現実は非常に厳しい！
中卒・高校中退者の低学歴の現実をお伝えしましたが、多分気持ちが暗くなったのではないでしょうか？確かに現実に直面する壁は困難なものばかりです。しかし、だからといって人生をあきらめるには早過ぎます。そのあとも長い人生が続きます。早々にあきらめてしまい、年を取ってから慌てて中卒の壁と向き合っても旬が過ぎてしまい、本来取れたはずの手段が使えなくなる可能性があります。早い段階でその壁を認識できれば、取れる手段もさまざまなものがあります。この現実の壁をどのように乗り越えていけばいいのか、そして自分にとって人生をよりよい環境で過ごすには、何が必要なのか一考されることをおすすめします。
