無職の期間が長くなると、将来に対する不安が募り、寝ても覚めても焦る気持ちに追いかけられます。そして不安と焦りの連鎖のスパイラルから抜け出せなくなり、最後は絶望感にさいなまれます。ではどうしたらこのスパイラルから脱出できるのか、一緒に考えてみましょう。
無職状態の不安なことは?
無職状態の不安にはどのようなものが考えられるでしょうか?
人間関係
無職になるとどうしても期間が長くなるにつれて、知人、他人ともに接触が段々と減っていきます。そして普通に職業に就いている人と交流すると、『働いていない自分』を比較しみじめな気持ちになってしまいがちです。
お金
無職になれば必然的に収入がなくなります。もし貯金があったとしてもみるみる減っていきます。減っていく銀行口座の数字を見ていくたびに、将来どうすればいいのかと不安が募ります。
社会信用
日本では職業に就いている(定職)ことが社会的信用と直結しているため、「無職=社会的信用がない」と同義されがちです。例えば、収入が証明できないため、クレジットカードが作成できない、車・住宅のローンが通らない、賃貸契約したくても部屋を貸してもらえないなど。
無職状態の不安の対策
それでは無職が抱える不安は、どのようにして対策していけばいいのでしょうか?
人間関係
ハローワークなどの公共機関や、就職・転職のエージェントの人たちと交わっていく。彼らは仕事で就職をサポートしてくれる人たちなので、信じて力になってもらうことが重要です。
お金
親戚・友人からの援助が難しい場合は公的機関の助けを借ります。公的機関からの金銭援助は、厚生労働省のページで具体的な内容のものが公開されているので、自分に適したものを申請できるか相談してみるのもひとつです。
社会信用
日本において住居は自身の社会信用を保証する最低ラインとなっています。国も住宅が確保できなくなると社会的に生きていくことが難しいことを把握しています。そのため、『住宅確保給付金』と呼ばれる公的支援も用意されています。
参考:厚生労働省|厚生労働省生活支援特設ホームページ | 住居確保給付金:制度概要
まとめ
無職の状態が続くと様々な問題に直面してきます。それでもやはり根本的な解決方法を考えて、無職から脱出することを考えなければなりません。すぐに就職することが難しい場合でも少しずつ段階を踏んで、正社員就職へたどり着ける行動を小さなことから始めていきましょう!!